俳優の香川照之（５４）がテレビ朝日系スペシャルドラマ「当確師」（今冬放送）で主演の選挙コンサルタントを演じることが２日、分かった。
作家・真山仁氏による同名小説が原作。香川は「当選確率９９％」を誇る主人公・聖達磨（ひじり・たつま）を演じる。今年７月期の連ドラ「半沢直樹」（ＴＢＳ系）では、半沢の宿敵・大和田を“顔芸”を駆使して演じ話題を呼んだが、今作では頼もしい選挙参謀として活躍する。
聖はある政令指定都市の市長選で、現職の３選を阻止しようと画策。対抗馬に市内で保育園を営む女性を擁立し、情報戦や奇襲を仕掛けるなど暗躍する。香川も「選挙の裏側にさまざまな根回しが存在することは分かっていたつもりですが、それを生業（なりわい）とされている方がいるのが驚きでした」と語る。
主人公とはいえ手段を選ばずに戦うダークヒーロー。「若干のうさんくささというものを出すべきではないかと考えて、しゃべり方から“謙虚さ”を引いています」と心構えを明かす。
昆虫好きとしての顔も持つが、当確師をハチに例え「“必ず花を咲かせます”みたいなことで」。主演としての重圧については「（いざとなれば）カマキリかぶればいいんだろ！」と冗談を飛ばしている。
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