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N.ハリウッドのデザイナー、尾花大輔がランボルギーニ・ウルスに試乗──「こっちは家族グルマにいいかも(笑)」 - GQ Japan

史上初のスーパーSUV絶好調!!

ランボルギーニは闘牛にちなんだネーミングを与えることが多いが、「ウルス」とは家畜用の牛の先祖にあたる野生牛を意味する。ただしその中身は、電子制御で4輪にトルクを振り分ける仕組みや、4輪操舵システムなどのハイテクを満載。荒くれの野生牛ではなく、コンピューター制御のアスリート牛だ。

© HIROSHI KUTOMI

スーパーカーの緊張感とSUVのリラックス感

趣味のクルマとしてポルシェ911(タイプ964)を愛でる一方で、尾花家のファミリーカーはSUV。つい先日、それまで愛用していたレクサスNXをテスラ・モデルXに乗り換えた。そんな尾花さんが、ランボルギーニ・ウルスを数日間試乗した。

「まずデザインですね。これだけ尖ったデザインのSUVはないし、ドアミラーとかエアコンの吹き出し口、さらにキャラクターラインまで六角形にして、統一感を出しています。人生で初めてランボに乗ったんですけど、やるなぁと感心しました」

メーターパネルはフル液晶で、ハンドルのスポーク部分に位置する「VIEW」というスイッチを操作することによって様々な情報を呼び出すことができる。たとえば4輪のタイヤ空気圧や、現在使っているパワー/トルクをパーセントで表示するなど。

© HIROSHI KUTOMI

では、運転してみての印象はどうか?

「ドライブモードを切り替えて、コルサ(レースの意味)に入れたんですよ。そうしたらよく走るだけじゃなく、ものすごくいい音になって、しかもアクセルを戻すと昔のキャブレター車のバックファイヤーみたいに、ばばばばばば、という音が響きます。これがランボの音か、と。わかりやすいと言えばわかりやすいけれど、楽しいですよ」

「Tamburo(タンブーロ)」と呼ばれる操縦桿のようなレバーを操作して走行モードを選ぶ。標準モードが「ストラダーレ」で、「スポーツ」「コルサ」の順にスポーティさを増すセッティングとなる。ほかに「テッラ(オフロード)」「ネーヴェ(スノー)」「サッビア(砂漠)」のモードも用意されている。

© HIROSHI KUTOMI

実際に家族で使ってみると、細部まで配慮が行き届いていることに驚いたという。

「カッコ重視かと思ったら中も広くて、身長180cmの僕が後ろに座っても足元にも頭上にも余裕があります。荷物を積もうとしたら荷室の床を下げるスイッチが付いていて、めっちゃ便利。子どもも乗せたんですけど、チャイルドシートを取り付けるアタッチメントも完備しています。そうそう、子どもはインテリアが格好いいってテンション上がってましたね」

といった具合に、尾花さんはウルスをとっても気に入った様子だ。

エアサスペンションは、走行モードに応じて最低地上高を自動で変える。荷物の積み降ろしをする時に、リアのみ車高を下げることも可能。トランクスルー機構を備える。

© HIROSHI KUTOMI

「運転しているとスーパーカーの緊張感があるんですけど、一方でものすごい安定感もある。このバランスはすごいですね。レザーの色艶とかきれいなステッチでイタリアっぽい〝ダテ感〟も感じさせてくれるし、値段のことをひとまずおくと、選択肢に入れたいですね」

では仮にウルスを所有するようになったら、尾花さんはどんなスタイルで乗るのか。

「スーツでぱりっとパーティに行く、という感じではないと思いました。休日に家族でロングドライブというイメージなので、やっぱりカジュアルかな。これが家にあったら休みの日が楽しみになりますよ」

気張ってキメキメで乗るのもいいな、と思っていたけれど、N.ハリウッドのようにリラックスした雰囲気の洋服で乗ったほうが、こなれた感じで格好よく見える気がしてきた。

Lamborghini Urus

ウルスはランボルギーニにとって初めてのSUVではない。1980年代にV型12気筒エンジンを搭載したオフローダー、LM002を発表しているからだ。一方、ターボエンジンはランボルギーニの量産車で初。これまで発表してきたスーパースポーツはNA(自然吸気)エンジンにこだわってきたが、低回転域から厚みのあるパワーを必要とするSUVの特性に合わせて、ターボの採用に踏み切った。

SPEC
全長×全幅×全高:5112×2016×1638mm
ホイールベース:3003mm   車両重量:2360kg
乗車定員:5名  ¥27,799,200

© HIROSHI KUTOMI

OBANA’s EYE

「初ランボでした。ランボルギーニがすごく売れているというのは聞いていたんですが、実際に家族と一緒に使ってみると、なるほどと思いました。昔のイタ車はエンジンこそ音もパワーも最高だけどボディはゆるかった気がします。でもウルスは作りがしっかりしているし、使い勝手までよく考えられています。一方でスーパーカーの刺激とかイタリアの色気みたいのはしっかり感じることができて、うまく作っているなと感心しましたね。世界中で納車待ちと聞きましたが、納得です」

尾花大輔
N.ハリウッドデザイナー

1974年、神奈川県生まれ。高校時代に古着屋でのアルバイトからキャリアをスタート。2000年にショップ「ミスターハリウッド」オープン、翌01年にはブランド「N.ハリウッド」設立。02年よりコレクションを発表、10年にはニューヨークへ進出した。クルマ好きとしても知られる。

Photos 久富裕史 Hiroshi Kutomi@N°2
Words サトータケシ Takeshi Sato

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May 06, 2020 at 07:00PM
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